意外と知らない?!「青い果物」15選!特徴から味わい、旬、活用レシピまで徹底解説
食卓を彩る果物といえば、赤や黄色、緑を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、実は「青い果物」もたくさんあるんです! ブルーベリーは有名ですが、他にも知られざる青い魅力が詰まった果物がたくさん。
この記事では、目に鮮やかなだけでなく、味わいや栄養も魅力的な「青い果物」を15種類ピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴や旬、そしておいしい食べ方や活用レシピまで、詳しく解説していくので、ぜひ新しいフルーツの世界を覗いてみてくださいね!
青い果物ってどんな種類があるの?
「青い」と一口に言っても、濃い紺色から、青みがかった紫色、水色に近いものまで、その色は様々です。ここでは、比較的流通していて手に入りやすいものから、珍しいものまで、多様な青い果物をご紹介します。
1. ブルーベリー
特徴: 小粒で丸く、濃い青紫色。アントシアニンが豊富で目に良いとされます。甘酸っぱく、手軽に食べられます。
味わい: 甘みと酸味のバランスが良く、品種によって風味も様々。
旬: 6月~8月頃(生食用)。冷凍品は通年流通。
活用レシピ: スムージー、ヨーグルトのトッピング、ジャム、マフィン、パンケーキなど。
2. コンコードグレープ(ブドウの一種)
特徴: 濃い青紫色で、独特のフォクシー香(コンコード臭)と呼ばれる香りがあります。種が多く、生食より加工向き。
味わい: 濃厚な甘みと強い酸味、独特の香り。
旬: 9月~10月頃。
活用レシピ: ジュース、ジャム、ゼリー、ワインなど。
3. ブラックベリー
特徴: 黒に近い濃い青紫色で、小さな粒が集まった集合果。酸味が強め。
味わい: 甘酸っぱく、やや渋みも感じられます。
旬: 7月~8月頃。
活用レシピ: ジャム、パイ、タルト、ソース、スムージーなど。
4. カシス(クロスグリ)
特徴: 小さな濃い青紫色の実。ビタミンCやアントシアニンが豊富。強い酸味と独特の香りが特徴。
味わい: 非常に酸味が強く、生のまま食べるより加工向き。
旬: 7月~8月頃。
活用レシピ: ジャム、リキュール、ソース、お菓子、ジュースなど。
5. ハックルベリー
特徴: ブルーベリーによく似た小粒の濃い青紫色の実。種類によって甘みや苦味のバランスが異なります。
味わい: ブルーベリーよりやや酸味が強く、独特の風味があります。
旬: 7月~9月頃。
活用レシピ: ジャム、パイ、ソースなど。
6. セイヨウサンシュユ(コーネルチェリー)
特徴: 青から赤紫色に熟す楕円形の実。酸味が強く、日本のサンシュユとは異なります。
味わい: 酸味が強く、熟すと甘みが増します。
旬: 8月下旬~9月頃。
活用レシピ: ジャム、ゼリー、ジュース、リキュールなど。
7. ブルーホウズ(インディアンハックルベリー)
特徴: やや細長い青い実。アメリカ先住民が食用としていた歴史があります。
味わい: ブルーベリーに似た甘酸っぱさ。
旬: 7月~8月頃。
活用レシピ: ジャム、パイ、そのまま生食など。
8. ジューンベリー
特徴: 青から赤紫色に熟す小さな実。鳥が好んで食べるため、ジューン(6月)にはすぐに食べられてしまうことからこの名がついたと言われます。
味わい: ブルーベリーに似た優しい甘みと酸味。
旬: 6月頃。
活用レシピ: 生食、ジャム、パイ、ゼリーなど。
9. オオツルコケモモ(クランベリーの一種)
特徴: 通常クランベリーは赤色ですが、一部の品種は収穫前や未熟な状態で青みがかった色をしています。主に加工用。
味わい: 非常に酸味が強い。
旬: 秋(加工用として)。
活用レシピ: ジュース、ソース、ジャムなど(主に赤くなった実を使用)。
10. アオツヅラフジ(青葛藤)
特徴: ブドウのように房状になる、小さな青い実。有毒植物が多いので注意が必要ですが、食用になる種類もあります。
味わい: 甘みは少なく、渋みや苦味があるものが多い。
旬: 秋。
活用レシピ: 薬用として利用されることが多いが、一部では果実酒など。※食用にする際は必ず専門家の指導のもと、無毒の種類か確認が必要です。安易な摂取は危険です。
11. アケビ(青い品種)
特徴: 一般的なアケビは紫色ですが、中には薄い青緑色の品種もあります。熟すと縦に割れて白い果肉が見えます。
味わい: 白い果肉はほのかな甘みがあり、種が多い。皮はほろ苦い。
旬: 9月~10月頃。
活用レシピ: 果肉はそのまま生食、皮は炒め物や和え物など。
12. シラタマノキ( Gaultheria procumbens )
特徴: 白い花の後につく、鮮やかな青い実。ハーブとして利用されることが多いです。
味わい: 独特の清涼感のある風味。
旬: 秋から冬にかけて。
活用レシピ: エッセンシャルオイルやハーブティー、一部で食用にされることもありますが、摂取量には注意が必要です。
13. マウンテンアッシュ(ナナカマドの一種)
特徴: 小さな青みがかった実。鳥が好んで食べます。生食には向かず、加工用。
味わい: 強い酸味と渋み。
旬: 秋。
活用レシピ: ジャム、ゼリーなど。加熱することで渋みが和らぎます。
14. チョークベリー(アロニア)
特徴: 黒に近い濃い青紫色で、ポリフェノールが豊富。非常に酸味が強く、そのまま食べると口の中が乾くような感覚(チョークを食べるよう)からこの名がつきました。
味わい: 強い渋みと酸味。
旬: 8月~9月頃。
活用レシピ: ジャム、ジュース、スムージー、お菓子など。
15. インディアン・プルーノ(Prunus serotina)
特徴: 北米原産の野生のプラムの一種で、濃い青紫色の実をつけます。
味わい: 酸味が強く、やや渋みもある。熟すと甘みが増します。
旬: 夏。
活用レシピ: ジャム、ゼリー、ソース、リキュールなど。
青い果物を楽しむための活用レシピアイデア
青い果物は、そのまま食べるだけでなく、加工することで様々な楽しみ方ができます。
1. ドリンクとして
スムージー: ブルーベリーやチョークベリーなど、冷凍しておけばいつでも使えます。ヨーグルトや牛乳、バナナなどと一緒にミキサーにかけるだけで、栄養満点の色鮮やかなスムージーに。
ジュース: コンコードグレープやカシスなどは、絞ってジュースに。酸味が強いものは、はちみつや砂糖で甘みを加えると飲みやすくなります。
サングリア・果実酒: ワインやホワイトリカーに漬け込めば、美しい色の自家製ドリンクが楽しめます。
2. スイーツとして
ジャム: ブルーベリー、ブラックベリー、カシスなど、多くの青い果物はジャムに最適です。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、お菓子作りの材料にも。
パイ・タルト: ブルーベリーパイやブラックベリータルトは定番の人気スイーツ。鮮やかな色が映えます。
ゼリー・ムース: 涼しげなデザートにぴったり。ゼラチンで固めたり、泡立ててムースにしたり。
3. お料理のアクセントとして
ソース: 肉料理や魚料理のソースに、ベリー系の酸味を加えると、さっぱりとした味わいになり、色合いも豊かになります。
サラダのトッピング: 生のブルーベリーなどは、サラダに加えることで、彩りとフルーティーなアクセントになります。
まとめ:青い果物で食卓に彩りと新しい発見を!
普段あまり意識しないかもしれませんが、私たちの周りにはたくさんの「青い果物」が存在します。それぞれが unique な味わいや栄養、そして美しい色合いを持っています。
特に、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富な種類が多く、健康面でも注目されています。
これを機に、スーパーや直売所で青い果物を見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。新しい味覚の発見や、食卓の彩りとして、日々の生活をより豊かにしてくれることでしょう!