婚姻届の「本籍」の書き方・決め方、これで完璧!後悔しないためのポイント

 

いよいよ婚姻届を提出!ワクワクする一方で、いざ書類を前にすると「本籍って何?」「新しい本籍ってどう書けばいいの?」と、手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。本籍は普段意識することが少ない項目なので、迷ってしまうのは当然です。今回は、婚姻届における本籍の正しい書き方と、新しい本籍の決め方、さらには後から後悔しないためのポイントまで、分かりやすく解説します!

そもそも「本籍」って何?住所との違い

本籍と聞くと「今住んでいる場所のこと?」と思うかもしれませんが、実は全く違います。

  • 本籍: 戸籍が置かれている場所を示すもので、実際に住んでいる住所(住民票がある場所)とは関係ありません。日本国内であれば、どこでも自由に設定できます。例えば、皇居や東京タワー、実家の住所などを本籍にすることも可能です。土地の地番まで正確に記載する必要があります。
  • 住所: 実際に生活している場所を指し、住民票がある場所のことです。郵便物などが届く場所ですね。

婚姻届では、婚姻前の「現在の本籍」と、婚姻後の「新しい本籍」の両方を記入する必要があります。

婚姻届「夫になる人・妻になる人」欄の【本籍】の書き方

まずは、婚姻届の左側にある「夫になる人」「妻になる人」それぞれの「本籍」欄の書き方です。

  • 記載する内容: それぞれが婚姻する前の「現在の本籍地」を記入します。
  • 調べ方:
    • **戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)または戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)**に記載されています。一番確実な方法です。
    • 住民票にも本籍が記載されている場合があります(住民票の写しを請求する際に「本籍記載あり」で発行してもらう必要があります)。
    • 親御さんに確認するのも良いでしょう。
  • 番地まで正確に: 「〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番地」のように、地番まで正確に記載しましょう。ビル名やマンション名、部屋番号は記載しません。
  • 筆頭者氏名: 本籍地の下には、その戸籍の「筆頭者」の氏名を記入します。筆頭者とは、その戸籍の一番最初に記載されている人のことで、戸籍謄本で確認できます。

婚姻届「新しい本籍」の書き方・決め方

次に、婚姻届の右側にある「新しい本籍」欄です。これは、婚姻後の新しい戸籍がどこに置かれるかを決める、重要な項目です。

  • 記載する人:

    • 夫の氏を選択する場合:夫になる人が新しい戸籍の筆頭者になり、夫の氏の新しい戸籍が作られます。新しい本籍の欄は、夫となる人が記入します。
    • 妻の氏を選択する場合:妻になる人が新しい戸籍の筆頭者になり、妻の氏の新しい戸籍が作られます。新しい本籍の欄は、妻となる人が記入します。 どちらの氏を選択しても、もう一方はその戸籍に入る形になります。
  • どこにでも設定できる!:

    新しい本籍は、日本国内であればどこにでも自由に設定できます。実際に住んでいる場所でなくても、土地の地番さえあれば大丈夫です。

  • よくある決め方とメリット・デメリット:

    1. 現住所を本籍にする
      • メリット: 住民票と同じ場所なので、住所変更があった際に役所で一度に手続きができる場合があります。戸籍謄本が必要になった際も、住んでいる市区町村役場で取得できるため便利です。
      • デメリット: 住所が変わるたびに本籍も変更する手間が生じる可能性があります(本籍変更は転居届とは異なり、転籍届を提出する必要があります)。
    2. 実家を本籍にする
      • メリット: 夫婦どちらかの実家を本籍にすることで、戸籍謄本が必要になった際に親に取得をお願いしやすい場合があります。実家が代々本籍地であれば、親族にとって分かりやすいという点もあります。
      • デメリット: 実家から遠方に住む場合、戸籍謄本が必要になった際に郵送での取り寄せになるため、時間がかかる場合があります。
    3. 特別な場所を本籍にする
      • メリット: 思い出の場所(プロポーズの場所、結婚式を挙げた場所など)や、夫婦共通の好きな場所(例えば東京タワーの住所など)を本籍にすると、ロマンチックで記念になります。
      • デメリット: 戸籍謄本が必要になった際に、その場所を管轄する役所まで出向くか、郵送で取り寄せる手間がかかります。滅多に取得しないものとはいえ、手続きが煩雑になる可能性も考慮しましょう。
  • 番地まで正確に: 新しい本籍も、番地まで正確に記入することが重要です。「〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番地」のように、地番を正確に書きましょう。実際にその場所に住んでいなくても、その地番が存在していれば設定可能です。

  • 既存の地番であること: 自由に決められるとはいえ、存在しない架空の地番や、番地以下の部屋番号などを本籍にすることはできません。必ず実在する土地の地番を選ぶ必要があります。

後から後悔しないために!本籍を決める際の注意点

  • 夫婦でよく話し合う: どちらかの実家にするか、現住所にするか、全く新しい場所にするかなど、夫婦でしっかり話し合って決めましょう。
  • 将来的な利便性を考慮する: 戸籍謄本が必要になる機会はそれほど多くはありませんが、パスポートの申請、相続、不動産登記などの際に必要となります。取得のしやすさも考慮に入れると良いでしょう。
  • 一度決めたら簡単に変更できる?: 本籍はいつでも変更できますが、転籍届を提出する必要があります。手間がかかるため、頻繁に変更するものではありません。
  • 誰でも本籍を知ることができる?: 戸籍謄本などを請求する際に本籍地の記載が必要なため、原則として、他人が勝手に本籍を知ることはできません。ただし、正当な理由があれば、職務上などで知ることもあり得ます。

まとめ:婚姻届の本籍は、二人の新しいスタートの場所!

婚姻届の「本籍」は、普段馴染みのない項目だからこそ、しっかり理解して記入することが大切です。特に「新しい本籍」は、二人の新しい戸籍が置かれる場所。後から「こうすればよかった!」と後悔しないよう、ご夫婦でよく話し合い、納得のいく場所を選んでくださいね。

正確な情報に基づいて記入し、新しい門出を気持ちよく迎えましょう!

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