「それ、著作権侵害かも?」知らないと怖い著作権の基礎知識をわかりやすく解説
ブログを書いたり、SNSで写真を投稿したり、YouTubeで動画を配信したり…。私たちが普段、何気なく行っているデジタルな活動には、必ず「著作権」が関わってきます。
でも、
「著作権って難しそう…」
「どこまでがOKで、どこからがNGなの?」
と、漠然とした不安を抱えていませんか?
今回は、著作権がとは何か、その種類や期間について、わかりやすく解説します。これを読めば、あなたの著作物を守る方法や、他者の著作権侵害をしないための基礎知識が身につきます。
1. 著作権とは?あなたの作品を守る法律
著作権とは、小説、音楽、絵画、写真、プログラムなど、思想や感情を創作的に表現した「著作物」を作った人(著作者)に与えられる権利です。
著作権は、著作物が完成した時点で自動的に発生します。特許のように、登録などの手続きは必要ありません。
著作権の2つの種類
著作権には、大きく分けて2つの種類があります。
財産権(著作権):著作物を複製したり、公衆に送信したりして、お金を得る権利です。この権利は、他人に譲渡することができます。
著作者人格権:著作者自身の名誉や感情を守る権利です。これは、他人に譲渡することはできません。
2. 著作権侵害をしないために知っておくべきこと
【著作権侵害とは?】
著作権侵害とは、他人の著作物を無断で利用することです。
例えば、他人のブログ記事を丸ごとコピーしたり、アーティストの楽曲を無断で動画にBGMとして使ったりする行為は、著作権の侵害にあたります。
【著作権の例外:合法的な利用】
ただし、著作権法は、すべてを厳しく規制しているわけではありません。以下のような場合は、著作者の許可がなくても著作物を利用できます。
引用:著作物の一部を、自分の著作物の中で引用する場合です。引用元の明記や、引用部分を明確に区別するなど、いくつかの条件を満たす必要があります。
私的利用:個人的な範囲で、著作物を複製する場合です。
パブリックドメイン:著作権の期間(著作者の死後70年)が過ぎた著作物は、誰でも自由に利用できます。
3. 著作権の期間と管理
著作権は永久に続くわけではありません。
原則として、著作者の死後70年まで存続します。
この期間を過ぎた著作物は、パブリックドメインとなり、自由に利用できるようになります。
音楽や映像など、多くの人に利用される著作物は、著作権管理団体(JASRACなど)が管理していることが多いです。
まとめ:著作権は身近な法律
著作権は、インターネットが普及した現代において、誰もが意識すべき法律です。
「知らなかった」では済まされない事態に発展する可能性もあります。
あなたの著作物を守るためにも、他者の著作権を尊重するためにも、今回解説した基礎知識をぜひ頭に入れておいてくださいね。