ギョッ!カメムシの卵を見つけたらどうする?発生原因から退治&予防まで徹底解説!
え、こんなところに!?カメムシの卵のヒミツと出会ってしまう場所
「洗濯物を取り込んだら、何かついてる…」「窓に小さな粒が…」ギョッと目を凝らしてみたら、それはまさかのカメムシの卵かもしれません!あの独特なニオイを放つカメムシですが、成虫だけでなく、卵も私たちの生活圏内でひっそりと産み付けられていることがあるんです。
カメムシは、春の暖かさを感じ始める頃から活動が活発になり、特に5月下旬から8月中旬にかけてが産卵のピークを迎えます。種類によって卵の形や色、産み付ける場所は様々ですが、一般的には葉の裏や建物の壁、洗濯物などに産み付けられることが多いです。
そして、秋が深まる頃になると、カメムシたちは冬を越すために暖かい場所を探し始めます。この時期に、ベランダに干した温かい洗濯物や、開けっ放しにしていた窓や網戸の隙間から、知らず知らずのうちに家の中へ侵入してしまうことがあるんです。一度家の中に入ってしまうと、人目につきにくいカーテンの裏や、観葉植物の葉、窓のサッシなど、様々な場所に卵を産み付ける可能性があるので要注意です!
「見つけたら即対応!」カメムシの卵、賢い駆除の仕方
カメムシの卵は、産み付けられてから孵化するまでの期間が比較的短いのが特徴です。そのため、「見つけたらすぐに」駆除することがとても大切になります。うっかり放置してしまうと、あっという間に小さなカメムシの大群が孵化してしまい、家の中が大騒ぎ…なんてことにもなりかねません!
では、どうやって駆除するのが効果的で、かつ安全なのでしょうか?
【卵の駆除はこれがベスト!】
- 粘着テープで優しく剥がす! カメムシの卵は、表面がツルツルしている場所に産み付けられていることが多いので、粘着力の強いガムテープやセロハンテープ、養生テープなどが大活躍します。卵にそっとテープを貼り付け、優しく剥がし取ります。この時、潰さないように注意してくださいね。潰してしまうと、あの強烈なニオイが放出されてしまう可能性があります。
- そのまましっかり密閉処分!
テープに付着した卵は、そのままテープでしっかりと包み込み、ビニール袋に入れて口を固く縛りましょう。卵が潰れないように気をつけつつ、ゴミ箱へ直行です。ビニール袋に入れることで、万が一孵化してしまっても、家の中に広がるのを防げます。
- ポイント: 卵が孵化した後だと駆除が大変になるので、潰さずに完全に密閉して捨てることが重要です。
【これは避けたい!NGな駆除方法】
- 直接手で触る: カメムシの卵や成虫を直接手で触ると、ニオイが手に移ってしまう可能性があります。手袋を着用するか、上記のテープ駆除を活用しましょう。
- 掃除機で吸い込む: 掃除機で吸い込んでしまうと、掃除機の中でカメムシが潰れてしまい、掃除機自体にニオイがこびりついてしまうことがあります。また、掃除機の排気口からニオイが排出されることもあるので、避けた方が賢明です。
侵入をブロック!カメムシを寄せ付けないための効果的な対策と予防法
卵を駆除するだけでなく、そもそもカメムシを家に侵入させないことが、卵を産み付けられるリスクを減らす最も重要な対策です。日頃からできる予防策をいくつかご紹介します。
- 洗濯物は「取り込む時間」が肝心!
カメムシは、暖かい場所を好みます。特に、お日様で温められた洗濯物は格好の隠れ家となってしまいます。
- 対策: 日が傾き始める前、まだ洗濯物がほんのり温かいうち、カメムシが活発になる夕方前には取り込むように心がけましょう。可能であれば、乾燥機を使ったり、部屋干しに切り替えるのも有効な予防策です。
- 家の「隙間」を徹底ブロック!
カメムシはわずかな隙間からでも侵入してきます。
- 対策: 窓や網戸に隙間がないか確認し、もしあれば隙間テープなどでしっかり塞ぎましょう。換気扇や通気口には目の細かいネットを張るのも効果的です。また、エアコンのドレンホース(排水ホース)も侵入経路になりやすいので、先端にストッキングネットなどを被せておくのもおすすめです。
- カメムシが嫌がる「忌避剤」を活用!
カメムシには、特定のニオイを嫌がる性質があります。
- 対策: 市販されているカメムシ専用の忌避剤を、窓のサッシや玄関の隙間、洗濯物を干すベランダ周辺などにスプレーしておきましょう。ミント系の香りを嫌がるとも言われているので、ハッカ油を水で薄めてスプレーするのも、自然派の方にはおすすめです。
- ハーブの力: レモングラスやパクチー、ミントなどのハーブも、カメムシが嫌う香りを持つと言われています。これらの植物を窓辺やベランダに置くことで、寄せ付けない効果が期待できます。
- ベランダや庭を「清潔に保つ」
カメムシは雑草や植物の汁を吸って生きています。
- 対策: ベランダや庭の雑草をこまめに除去し、整理整頓を心がけましょう。使っていない植木鉢や古くなった段ボールなども、カメムシの隠れ家になることがあるので、片付けておくのが予防につながります。
カメムシの卵を見つけても、焦らず正しい方法で対処すれば大丈夫です。そして、日頃から予防策を講じることで、快適な住空間を保つことができますよ。