楽しい!続けられる!小学生向け「かんたん日記」の書き方ガイド【例文付き】
「日記を書いてみよう!」と思っても、「何を書けばいいの?」「毎日書くのは大変そう…」と感じる小学生もいるかもしれませんね。でも、日記は毎日の出来事や感じたことを自由に書ける、自分だけの宝物なんです。後から読み返すと、「こんなことあったな!」「こんな気持ちだったんだ!」と、新しい発見がたくさんありますよ。
この記事では、小学生でも楽しく、そして無理なく続けられる「かんたん日記」の書き方を、具体的な例文を交えながらご紹介します。ちょっとしたコツを知るだけで、日記を書くのがもっと楽しくなりますよ!さあ、今日から自分だけの日記を始めてみましょう!
なぜ日記を書くといいの?日記がくれる「いいこと」
日記を書くことは、たくさんの「いいこと」につながります。
- 思い出をのこせる: 楽しかったこと、頑張ったこと、ちょっぴり悲しかったこと…その日の出来事を書いておけば、忘れてしまっても後から読み返して「こんなことあったな!」と思い出すことができます。まるで自分だけのタイムカプセルみたいです。
- 気持ちを整理できる: 嬉しい、悔しい、モヤモヤする…色々な気持ちを言葉にすることで、自分の気持ちがスッキリ整理できます。日記は、どんな気持ちも受け止めてくれる、最高の話し相手です。
- 作文がうまくなる: 毎日少しずつ書くことで、文章を書くことに慣れて、作文を書くのがどんどん得意になります。言葉の表現力も豊かになりますよ。
- 発見が増える: 「今日はこんな面白いことがあった!」と日記に書こうとすると、自然と毎日の出来事を注意深く見るようになります。すると、今まで気づかなかった新しい発見が増えて、毎日がもっと楽しくなります。
これなら書ける!かんたん日記の「3つのステップ」
日記は難しく考えなくて大丈夫!この3つのステップで、気軽に始めてみましょう。
ステップ1:日付と天気からスタート!
日記の最初の基本はこれ!どんな日記にも必ず書くようにしましょう。
- 日付: 何月何日の出来事なのか、忘れずに書きましょう。
- 例:7月25日(火)
- 天気: その日の天気を書きます。絵で書いてもOKです。
- 例:はれ / くもり時々雨 / (太陽のマーク)
ステップ2:一番心に残ったことを書こう!
その日あったことの中から、**「一番心に残ったこと」**を一つだけ選びましょう。全部書こうとすると大変になってしまいます。
- 楽しかったこと: 友達と遊んだこと、ゲームで勝ったこと、美味しいものを食べたことなど。
- 頑張ったこと: 逆上がりができた、テストでいい点取れた、お手伝いを頑張ったなど。
- 発見したこと: 公園で珍しい虫を見つけた、新しいお店ができてた、面白い雲の形だったなど。
- 考えたこと: なんでだろう?と思ったこと、もっとこうしたいと思ったことなど。
「何を書いてもいいんだ!」と思うと、書くことが見つかりやすくなりますよ。
ステップ3:どう感じたか「気持ち」を書こう!
心に残った出来事について、**自分が「どう感じたか」**を言葉にしてみましょう。これが日記の一番大切なところです。
- 楽しかった→嬉しかった / 面白かった / ワクワクした
- 悔しかった→悔しい / 残念だった / 次こそは!
- 驚いた→びっくりした / 信じられない
- つまらなかった→退屈だった / がっかりした
気持ちを言葉にするのが難しい時は、「楽しかった」だけでも大丈夫。慣れてきたら、「どうしてそう思ったのか」理由を付け加えてみましょう。
例文で見てみよう!かんたん日記の書き方
実際に例文を見てみましょう。短い文でも、十分にその日の出来事と気持ちが伝わります。
例文1:今日あった「楽しいこと」
7月25日(火) はれ
今日は学校から帰ってから、公園でケンタくんとサッカーをした。
さいごにシュートを決めることができて、すごく嬉しかった。
あせをいっぱいかいて、気持ちよかったな。
例文2:今日あった「発見」
8月1日(水) くもり
今日の朝、ベランダにアゲハチョウがとまっていた。
オレンジと黒のしましまもようが、きれいでびっくりした。
どこから来たのかな?
例文3:今日あった「頑張ったこと」
9月10日(月) はれ
今日、かけ算のテストがあった。
ちょっとむずかしかったけど、きのうがんばってれんしゅうしたから、ぜんぶできて嬉しかった!
これからも、もっとべんきょうがんばりたいな。
例文4:今日あった「モヤモヤしたこと」
6月15日(金) 雨
今日、クラスで係活動の話し合いがあったけど、ぼくの意見は聞いてくれなかった。
ちょっと悲しかったな。
もっとうまく意見を言えるようになりたい。
もっと楽しく!日記を続けるための「魔法のヒント」
日記を「続けるぞ!」という気持ちは大切ですが、頑張りすぎると疲れてしまいます。こんなヒントを参考に、楽しく続けてみましょう。
- 毎日書かなくてもOK!: 「毎日書かなきゃ!」とプレッシャーに感じる必要はありません。書きたくなった時に、書きたいことだけ書くのでも大丈夫です。週に2〜3回でも十分続けられますよ。
- 絵やイラストをたくさん描こう: 文章を書くのが苦手なら、絵で表現するのも良い方法です。今日の出来事を絵日記にしたり、気持ちを顔のマークで表したりしてみましょう。
- 好きなペンやノートを使おう: お気に入りの文房具を使うと、日記を書くのがもっと楽しくなります。色ペンを使ったり、シールを貼ったりするのもおすすめです。
- 短くても大丈夫!: たった一言や、絵一つでも立派な日記です。「今日は暑かった」だけでもOK!
- 先生や家族に見せてもOK: もし勇気があれば、書いた日記を先生や家族に見せてみましょう。褒めてもらえたり、感想をもらえたりすると、もっと書くのが楽しくなります。もちろん、誰にも見せない「自分だけの日記」も素敵です。
- 寝る前に書く習慣を: 寝る前に今日の出来事を振り返りながら日記を書くと、一日がスッキリ終われます。
まとめ:日記は自分だけの素敵な「記録」!
日記を書くことは、その日の出来事を記録するだけでなく、自分の気持ちと向き合い、成長する素晴らしい機会です。難しく考えず、今日あった一番心に残ったことと、その時に感じた気持ちを、短い言葉でもいいので自由に表現してみましょう。
今日からあなたも、自分だけの「かんたん日記」を始めてみませんか?きっと、数年後に読み返した時、今のあなたの素敵な思い出がたくさん詰まった、かけがえのない宝物になっているはずですよ!