「はがきサイズ」ってどんな大きさ?送る・作る時に知っておきたい基本と活用術
手紙を送る時、写真をプリントする時、あるいは自分で何かをデザインする時など、「はがきサイズ」という言葉を耳にすることは多いですよね。でも、具体的にどんな大きさで、どんな場面で使われるのか、意外と知らない方もいるかもしれません。
「はがきサイズ」は、私たちの生活の中で非常に身近な存在です。このサイズを知っておくと、郵便物を出す時も、オリジナルグッズを作る時も、ぐっとスムーズになります。
この記事では、はがきサイズの基本的な寸法から、なぜこのサイズが標準になったのか、そして意外と知られていない活用術まで、分かりやすく解説していきます。
「はがきサイズ」の基本のき!寸法と重さを知ろう
まずは、はがきサイズの具体的な数字を確認しましょう。
標準的な「はがきサイズ」の寸法
日本郵便が定める定形郵便物(通常はがき)の寸法は以下の通りです。
縦:148mm (14.8cm)
横:100mm (10cm)
これは「A6サイズ」に近い大きさで、A4用紙を4分の1にしたA6サイズ(148mm × 105mm)よりも少し横幅が狭いのが特徴です。
重さの目安
通常はがきの重さは、2gから6gまでと規定されています。もしこれを超える重さになると、追加の料金がかかるか、定形外郵便物として扱われることがあります。厚手の紙や装飾が多いはがきを送る際は、郵便局で重さを測ってもらうと安心ですね。
なぜこのサイズ?「はがき」が標準になった理由
なぜ、はがきサイズは「148mm×100mm」なのでしょうか?これには、郵便制度の歴史が関係しています。
元々、はがきは「郵便書簡」として、封筒に入れずに直接情報を書くためのものでした。全国どこでも統一された料金で送れるように、また郵便局での仕分け作業を効率化するために、最適なサイズとしてこの寸法が定められました。
また、手で持ちやすく、書きやすく、そして受け取る側も保管しやすいという利便性も、このサイズが定着した大きな理由と言えるでしょう。
「はがきサイズ」の意外な活用術!送るだけじゃない使い方
年賀状や暑中見舞いなど、郵便物として送るのが一般的なはがきサイズですが、実は他にも様々な場面で活用されています。
1. 写真プリントに最適!
写真店のL版プリントのサイズは、実ははがきサイズとほぼ同じ(89mm × 127mmが一般的ですが、広義には近いサイズ)。そのため、L版で印刷した写真をはがきに貼って送ったり、逆に写真用紙にはがきサイズの写真をプリントして、メッセージを書き添える「ポストカード」として活用したりできます。
2. オリジナルグッズ作りに!
メッセージカード: ちょっとしたお礼やプレゼントに添えるメッセージカードとして。手書きの温かみが伝わります。
イベントのフライヤーや案内状: 小規模なイベントやワークショップの告知に。手軽に作成でき、配布しやすいサイズです。
オリジナルポストカード: 旅行先で撮った写真や、自分で描いたイラストをはがきサイズに印刷して、オリジナルのポストカードを作るのも楽しいですね。
レシピカード: お気に入りのレシピをはがきサイズのカードにまとめておけば、料理中にサッと確認できて便利です。
3. DIYやクラフトの素材に!
しっかりとした厚みのあるはがき用紙は、DIYやクラフトの素材としても活用できます。例えば、簡単なタグやブックマーク、ミニチュア作品の台紙など、アイデア次第で様々なものに応用可能です。
4. プリンターでの印刷に便利!
ご家庭のプリンターでも、はがきサイズの用紙は簡単に印刷できます。年賀状ソフトや写真編集ソフトを使えば、オリジナルのデザインをプリントすることも可能です。写真店に頼まなくても、気軽に高品質な印刷ができるのは嬉しいポイントです。
まとめ:「はがきサイズ」を知って、もっと暮らしを豊かに!
はがきサイズは、ただの「郵便物」のサイズではありません。その汎用性の高さから、手紙を送るだけでなく、写真の印刷、オリジナルグッズの制作、DIYなど、私たちの日常を豊かにする様々な場面で活躍しています。
ぜひこの機会に、はがきサイズの魅力を再発見し、あなたの暮らしの中で役立ててみてくださいね。