佐川急便の営業所ってどんな仕事してるの?集荷から配達までを解説
こんにちは!前回のブログ記事で佐川急便の「主要ターミナル」のすごい役割をご紹介しましたが、今回はもっと皆さんの身近な存在、「佐川急便の営業所」にスポットを当てて、どんなお仕事をしているのか、集荷から配達までの一日の流れを詳しく解説していきますね。
営業所って、ただ荷物を預けたり受け取ったりする場所だと思っていませんか?実は、私たちの荷物が安全に、そしてスピーディーに手元に届くために、たくさんの人が協力して、さまざまな業務を行っているんですよ!
佐川急便の営業所ってどんなところ?
佐川急便の営業所は、いわば「地域の物流の最前線基地」です。それぞれの地域を担当し、そのエリア内での集荷、配達、そしてお客さまとのコミュニケーションの中心となる場所なんです。
ここには、私たちがおなじみの「セールスドライバー®」さんをはじめ、荷物の仕分けや事務作業を担うスタッフさん、そしてお客さまからの問い合わせに対応するカスタマーサービス(CS)のスタッフさんなど、様々な役割の人が働いています。
営業所の主要な仕事内容を見てみよう!
では、具体的にどんなお仕事をしているのか、主な職種と合わせてご紹介しますね。
1. セールスドライバー®(集荷・配達・営業の要!)
佐川急便の営業所の顔とも言えるのが「セールスドライバー®」さんです。皆さんも見かけたことがありますよね!彼らはただ荷物を運ぶだけではありません。
集荷業務: 企業や個人のお客さまからの荷物を預かりに伺います。Webや電話で集荷依頼を受けた荷物を、決められた時間に訪問し、丁寧に受け取ります。この時、お客さまとのコミュニケーションもとっても大切なんです。
配達業務: 営業所に届いた荷物を、担当エリアのお客さまの元へお届けします。時間指定や再配達など、お客さまのニーズに合わせて柔軟に対応しています。時には、大型の荷物や、設置が必要な荷物を届けることもあります。
営業提案: 荷物の集荷や配達を通じて、お客さまの物流に関する困りごとや新しいニーズを見つけ出し、最適なサービスを提案することもあります。まさに「物流のコンサルタント」のような役割も担っているんです。
売上管理・顧客管理: 担当するお客さまの荷物の量や売上を管理し、お客さまとの信頼関係を深めるための活動も行っています。
一日の流れ(セールスドライバー®の場合)
出社・準備: 朝早く営業所に出社し、点呼や車両点検を行います。その日の配達・集荷する荷物を自分の担当車両に効率よく積み込みます。
朝礼: 会社からの連絡事項や道路状況などの情報を共有します。
出発・午前中の配達: 営業所を出発し、午前中の配達業務を行います。法人のお客さまから個人宅まで、様々な場所へ荷物を届けます。
休憩・昼食: お昼休憩をしっかり取って、午後の業務に備えます。
午後の配達・集荷: 午後も引き続き配達を行いながら、集荷依頼のあったお客さまの元へ訪問し、荷物を預かります。
帰社・荷降ろし: 営業所に戻り、集荷した荷物を降ろします。
事務作業・翌日の準備: 集荷した荷物を路線便(各ターミナルへ送る長距離輸送のトラック)に積み込んだり、営業報告や日報の作成などの事務作業を行います。
退勤: お疲れ様でした!
2. カスタマーサービス(CS):お客さまの「困った」を解決!
営業所には、電話や受付カウンターで、お客さまからの様々なお問い合わせに対応するカスタマーサービスのスタッフさんもいます。
電話対応: 荷物の配達状況の確認、再配達の依頼、ご不在連絡の対応など、お客さまからの多岐にわたる問い合わせに丁寧に対応します。
受付カウンター対応: 営業所に荷物を持ってきたお客さまの受付や、営業所止めで届いた荷物のお渡しなども行います。
セールスドライバー®との連携: お客さまから聞いた情報やご要望をセールスドライバー®に正確に伝え、問題解決をサポートします。まさに、お客さまとドライバーを繋ぐ大切な「架け橋」のような存在です。
3. フィールド職(仕分け・積み込みのスペシャリスト!)
セールスドライバー®さんが集めてきた荷物や、他の地域から届いた荷物を、効率よく仕分け、トラックに積み込むお仕事も営業所の大切な業務です。
荷物の荷降ろし・仕分け: 集荷された荷物や、大型ターミナルから送られてきた荷物をトラックから降ろし、配達先や輸送先ごとに仕分けを行います。
荷物の積み込み: 仕分けされた荷物を、それぞれの配達ルートや輸送ルートに合わせてトラックに積み込みます。荷物が壊れないように、効率よく積むための知識や技術が求められます。
4. 一般事務(営業所を支える縁の下の力持ち!)
営業所の円滑な運営を支えるために、様々な事務作業を行うスタッフさんも活躍しています。
データ入力: 荷物の情報や売上データなど、様々な情報の入力を行います。
帳簿整理: 会計処理に関する帳簿の整理なども担当します。
電話対応: 営業所にかかってくる電話の一次対応なども行います。
集荷から配達までの流れ(営業所の視点から!)
前回のターミナルの記事と合わせて、営業所の視点から集荷から配達までの流れをもう一度見てみましょう!
集荷依頼: お客さまからWebや電話で集荷の依頼が入ります。
セールスドライバー®が訪問: 依頼を受けたセールスドライバー®が、お客さまの元へ伺い、荷物を預かります。この時、送り状に必要事項を記入したり、荷物のサイズや重さを確認します。
営業所へ持ち帰り: 集荷した荷物は、一度担当の営業所へ持ち帰られます。
営業所での仕分け: 営業所に集まった荷物は、フィールド職のスタッフさんによって、それぞれの目的地や次の経由地(主要ターミナルなど)に合わせて仕分けられます。
ターミナルへの輸送: 仕分けされた荷物は、長距離トラックに積み込まれ、最寄りの主要ターミナルへと運ばれます。
ターミナルでの大規模仕分け: 主要ターミナルで、全国各地からの荷物と合わせて、さらに細かく仕分けられます。(前回の記事でご紹介した「超高速仕分け」が行われる場所ですね!)
配達先の営業所へ輸送: 仕分けが終わった荷物は、最終的な配達先エリアを担当する営業所へと輸送されます。
配達準備: 到着した荷物は、再び営業所のフィールド職のスタッフさんによって、それぞれのセールスドライバー®の担当エリアごとに仕分けされ、車両に積み込まれます。
配達: セールスドライバー®が、お客さまの元へ荷物をお届けします。再配達や時間指定など、お客さまの要望に合わせたきめ細やかな対応を行います。
まとめ:地域と暮らしを支える「営業所」のチカラ!
佐川急便の営業所は、単なる荷物の集散拠点ではありません。そこには、お客さまと直接触れ合い、ニーズを汲み取り、そして物流のプロとして日々地域を駆け巡るセールスドライバー®さんをはじめ、たくさんのスタッフさんが協力し、それぞれの役割を果たすことで、私たちの暮らしを支えているんです。
荷物を送る人も受け取る人も、みんなが笑顔になれるように、今日も佐川急便の営業所では、たくさんの人たちの「想い」と「努力」が詰まったお仕事が繰り広げられています。次に荷物を送ったり受け取ったりする時には、ぜひ営業所で働く皆さんのことを思い出してみてくださいね!