「金利」とは?借りる・預けるときに知っておきたいお金のルール


金利」という言葉、銀行やローンの話でよく耳にしますよね。「金利が高い方が得?」「金利が低い方が良い?」…なんだか難しそうに感じてしまうかもしれませんが、実は私たちの暮らしに密接に関わる、とても身近な「お金のルール」なんです。

今回は、この「金利」が一体何を意味するのか、借りる時と預ける時でどう変わるのか、そして賢くお金と付き合うためにどんな点に注目すれば良いのかを、分かりやすく解説していきますね!


そもそも「金利」って何?

金利とは、簡単に言うと**「お金を借りたり預けたりする際に発生する、元金に対する利息の割合」**のことです。もう少し具体的に見ていきましょう。

借りる側の「金利」:レンタル料のようなもの

あなたが銀行からお金を借りる時をイメージしてみてください。銀行はあなたにお金を貸すことで、そのお金が手元から一時的に減り、他に使えなくなるというリスクを負いますよね。また、万が一返済されないリスクもあります。

このリスクや、お金を貸し出すことに対する「レンタル料」として支払うのが利息です。そして、その利息が元金に対してどれくらいの割合になるかを示したものが「金利」なんです。

例:年利5%の金利で100万円を借りた場合

1年間借りると、元金100万円に対して5%の利息、つまり5万円を上乗せして返済することになります。

預ける側の「金利」:お礼のようなもの

今度は、あなたが銀行にお金を預ける場合を考えてみましょう。銀行はあなたが預けたお金を元手に、他の方にお金を貸したりして運用します。

そのお礼として、またあなたが銀行にお金を預けてくれたことに対する報酬として、銀行があなたに支払うのが利息です。この利息が預けた元金に対してどれくらいの割合になるかを示したものが、預金における「金利」です。

例:年利0.01%の金利で100万円を預けた場合

1年間預けると、元金100万円に対して0.01%の利息、つまり100円を受け取ることになります。


金利の種類と表示方法

金利には、いくつかの種類や表示方法があります。

1. 年利(ねんり)

最も一般的に使われるのが「年利」です。これは1年間あたりの金利を示します。

例えば「年利3.0%」とあれば、1年借りたり預けたりした場合に、元金の3.0%分の利息が発生するという意味です。

2. 変動金利と固定金利

ローンを組む際によく耳にするのが、この2つのタイプです。

  • 変動金利:

    経済状況や政策金利の変動に合わせて、借り入れている途中で金利が変わるタイプです。金利が下がれば返済額も減りますが、上がれば返済額も増えるリスクがあります。

  • 固定金利:

    借り入れ当初に決められた金利が、一定期間(例えば5年、10年など)または全期間にわたって変わらないタイプです。市場の金利が上がっても返済額は変わらない安心感がありますが、一般的に変動金利よりは少し高めに設定されることが多いです。

3. 表示方法:「%」と「年率」

金利は通常「%」で表示されますが、これは「パーセント」と読み、元金に対する割合を示します。「年利〇%」や「年〇%」というように、「年」がつく場合は1年間あたりの割合を示していると思って間違いありません。


金利が高い・低い、どっちが良いの?

金利が高い方が良いのか、低い方が良いのかは、あなたが「借りる側」か「預ける側」かによって真逆になります。

お金を借りる場合(ローンなど)

  • 金利は「低い」方が良い

    金利が低いほど、支払う利息の総額が少なくなるため、月々の返済額も抑えられ、お得に借りることができます。住宅ローンや自動車ローン、カードローンなどを利用する際は、できるだけ金利の低いものを選ぶことが重要です。

お金を預ける場合(預金など)

  • 金利は「高い」方が良い

    金利が高いほど、預けたお金に対して受け取れる利息が増えるため、効率よく資産を増やすことができます。普通預金や定期預金などを利用する際は、少しでも金利の高い銀行や商品を選ぶと良いでしょう。


私たちの生活と金利のつながり

金利は、私たちの身近なところで以下のように影響しています。

  • 住宅ローン: 住宅を購入する際の大きな金銭的負担。金利がわずか0.1%違うだけでも、総返済額が数百万円変わることもあります。

  • 預貯金: 銀行に預けたお金が増えるか、どれくらいのスピードで増えるかに直結します。

  • クレジットカードやカードローン: 日常的な借り入れで発生するコスト。金利が高いほど、返済負担が重くなります。

  • 景気との関係: 一般的に、景気が良いと金利は上がりやすく、景気が悪いと金利は下がりやすい傾向があります。これは、お金の需要と供給のバランスが関係しています。


まとめ:金利を理解して賢いお金の管理を!

金利」は、お金を借りたり預けたりする上で、非常に大切な要素です。

  • 借りる時は「低金利」を、預ける時は「高金利」を!

  • 変動金利と固定金利、それぞれのメリット・デメリットを理解する!

  • 金利だけでなく、手数料なども含めた総コストで比較する!

この基本的な知識を身につけておけば、ローンや預貯金を選ぶ際に、より賢く、そして安心して判断できるようになるはずです。ぜひ、今日から「金利」を意識して、あなたのお金を上手に管理してみてくださいね!

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