寒い冬こそ要注意！「ムカデさん」を寄せ付けない家にする徹底対策ガイド
「ムカデって夏のものじゃないの？」そう思っていませんか？実は、寒くなる冬こそ、暖かい場所を求めてムカデが家の中に侵入してくるリスクが高まるんです。想像するだけでゾッとする方も多いのではないでしょうか。あの素早い動きと、噛まれた時の痛み…考えるだけで震え上がりますよね。
でも、ご安心ください！この記事を読めば、ムカデが家に住み着きにくくなるための具体的な対策から、万が一遭遇してしまった時の対処法まで、ムカデに関するお悩みを一挙に解決できます。冬本番を迎える前に、しっかり対策を立てて、安心で快適な毎日を送りましょう！
意外と知らない！ムカデの生態と冬に注意すべき理由
ムカデは、その見た目から誤解されがちですが、実は日本の多くの地域に生息している生物です。彼らの生態を知ることが、効果的な対策の第一歩となります。
夜行性で湿気を好む：ムカデは基本的に夜行性で、日中は石の下や落ち葉の中、朽ち木の中など、湿気があって暗い場所に潜んでいます。
肉食性でゴキブリなども捕食：虫を食べる肉食性で、ゴキブリ、クモ、ワラジムシなどを捕食します。これはムカデが家の近くに生息しやすい理由の一つでもあります。
冬は「越冬」のため暖かい場所を探す：気温が下がる冬になると、ムカデは活動が鈍くなりますが、完全に死滅するわけではありません。彼らは冬を越すために、土の中や石垣の隙間、そして人間が暮らす暖かい家の中へと侵入しようとします。特に、家の基礎の隙間や配管の隙間、換気口など、わずかな隙間からでも侵入してくることがあります。
「ムカデさん、お断り！」侵入させないための徹底対策5選
ムカデを家に入れないためには、侵入経路を断つことと、ムカデが好まない環境を作ることが重要です。
1. 家の周りからムカデの「隠れ家」をなくす！
ムカデは、じめじめとした隠れ家を好みます。家の周りの環境を整えることが、侵入を防ぐ最も効果的な対策です。
庭の草木をこまめに手入れする：雑草が生い茂っている場所は、ムカデにとって絶好の隠れ家になります。定期的に草むしりを行い、風通しを良くしましょう。
落ち葉や枯れ枝を放置しない：庭に落ちている落ち葉や枯れ枝、石、プランターなどは、ムカデの住処になりやすいです。こまめに清掃し、整理整頓を心がけましょう。
庭木の剪定で風通しを良くする：庭木が密集していると、湿気がこもりやすくなります。適切な剪定で風通しを良くし、日当たりを確保することで、ムカデが寄り付きにくい環境になります。
水はけを改善する：家の基礎周りや庭の水はけが悪いと、湿気がこもりやすくなります。必要であれば、砂利を敷いたり、排水経路を見直したりして、水はけを改善しましょう。
2. わずかな「隙間」も見逃さない！徹底的な封鎖
ムカデは、ほんの数ミリの隙間からでも侵入できます。侵入経路になりそうな場所は徹底的に塞ぎましょう。
基礎の隙間やひび割れを補修する：家の基礎にひび割れや隙間がある場合は、コーキング材や補修材でしっかりと塞ぎましょう。
エアコンの配管や換気扇の隙間をチェック：配管やケーブルを通す穴に隙間がないか確認し、隙間テープやパテなどで埋めます。換気扇や通気口には目の細かいネットを取り付けると良いでしょう。
窓やドアの隙間対策：サッシの隙間やドアの下の隙間も侵入経路になります。隙間テープやモヘアシールなどを貼って、隙間をなくしましょう。網戸に穴が開いていないかも要チェックです。
通風孔や排水口にネットを張る：屋外にある通風孔や排水口には、目の細かい防虫ネットを取り付けることで、侵入を防げます。
3. 家の中を「乾燥」させて快適に！
ムカデは湿気を好みます。家の中を乾燥させることで、ムカデにとって住みにくい環境を作り出せます。
こまめな換気で湿気を排出：特に浴室、洗面所、キッチンなど水回りや、北側の部屋は湿気がこもりやすいです。定期的に窓を開けて換気を行い、空気の入れ替えをしましょう。
除湿器やエアコンのドライ機能を活用：湿度の高い時期や場所では、除湿器やエアコンのドライ機能を積極的に活用して、湿度を下げましょう。
結露対策をしっかりと：冬場は特に結露が発生しやすくなります。結露を放置するとカビの原因にもなるので、こまめに拭き取り、結露防止シートなどを利用するのも有効です。
4. ムカデが嫌がる「香り」や「成分」を活用！
ムカデは特定の香りや成分を嫌う性質があります。これらのアイテムを活用するのも効果的です。
ヒノキやハッカ油：ムカデはヒノキの香りやハッカ油の匂いを嫌うと言われています。ヒノキのチップを家の周りに撒いたり、ハッカ油を水で薄めてスプレーしたりするのも良いでしょう。ただし、ペットや小さなお子さんがいる場合は使用に注意し、安全性を確認してください。
市販の忌避剤や殺虫剤：ムカデ専用の忌避剤や殺虫剤も効果的です。家の周囲に撒いたり、侵入経路になりそうな場所にスプレーしたりすることで、ムカデを寄せ付けにくくします。使用方法や注意事項をよく読んで使いましょう。
木酢液：木酢液の独特の匂いもムカデが嫌うと言われています。薄めて家の周りに散布するのも一つの方法です。
5. 家の中の「エサ」をなくす！
ムカデは肉食性なので、家に他の虫がいると、それを追って侵入してくる可能性があります。
ゴキブリなどの害虫対策を徹底する：ゴキブリはムカデのエサになります。ゴキブリ対策をしっかり行うことで、ムカデが家の中に侵入する動機を減らせます。
食べ物のカスや生ゴミを放置しない：他の害虫を呼び寄せないためにも、食べ物のカスはすぐに片付け、生ゴミは密閉容器に入れてこまめに捨てるようにしましょう。
もし家でムカデに遭遇してしまったら？冷静な対処法
万が一、家の中でムカデに遭遇してしまっても、焦らず冷静に対処することが大切です。
素手で触らない！：ムカデは毒を持っているので、絶対に素手で触らないでください。噛まれると激しい痛みや腫れを引き起こすことがあります。
叩き潰す場合は注意！：新聞紙やスリッパなどで叩き潰す場合、素早い動きで逃げられたり、体液が飛び散ったりする可能性があります。ティッシュやビニール袋などで覆ってから叩くか、市販の凍結スプレーなどで動きを止めてから処理すると安全です。
ピンセットや火バサミで捕獲：勇気があるなら、長めのピンセットや火バサミで捕獲し、ビニール袋に入れて口を縛り、屋外に放すか、熱湯をかけて処分する方法もあります。
ムカデ専用の殺虫剤を使用：ムカデ専用の殺虫スプレーがあれば、直接噴射して駆除するのが最も確実で安全です。
噛まれてしまったら：ムカデに噛まれてしまった場合は、すぐに患部を流水で洗い流し、冷やしてください。アレルギー反応で症状が悪化することもあるため、心配な場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
まとめ：冬も安心！ムカデ知らずの快適な家づくり
ムカデは見た目も動きも衝撃的で、家の中で見つけると本当に驚いてしまいますよね。しかし、その生態と対策を知ってしまえば、必要以上に恐れることはありません。
ご紹介した「隠れ家をなくす」「隙間を塞ぐ」「乾燥させる」「嫌がるものを利用する」「エサをなくす」という5つの対策を組み合わせることで、ムカデが家の中に侵入しにくい環境を作ることができます。
特に寒くなる冬は、ムカデが暖かい場所を求めて侵入してきやすい時期です。今のうちからしっかりと対策を立てて、ムカデの心配なく、安心して冬を過ごせる快適な住まいを実現しましょう！