「これ、洗っていいの…?」迷ったらココ!新しい洗濯表示マークを徹底解説!
「この服、家で洗えるのかな?」
「乾燥機って使っていいんだっけ?」
お気に入りの洋服を買った時や、いざ洗濯しようとした時、服についているタグのマークを見て「これってどういう意味?」「家で洗って大丈夫かな?」と悩んでしまうこと、ありますよね。特に、2025年現在使われている新しい洗濯表示マークは、種類も多くて分かりにくいと感じる方もいるかもしれません。
でも、心配はいりません!今回は、あなたの洗濯のお悩みを解決するために、新しい洗濯表示マークの正しい意味と、その見方や注意点をわかりやすく解説します。これさえ読めば、もう洗濯で失敗することなく、大切な洋服を長持ちさせられますよ!
知っておこう!洗濯表示マークが新しくなった理由と目的
実は、日本の洗濯表示マークは、2016年12月1日から国際規格(ISO)に合わせた新しいものに変わりました。
なぜ変わったの?
グローバル化への対応: 世界中で販売される洋服が増え、海外で購入した服の洗濯表示が日本のものと異なり、分かりにくいという声がありました。国際規格に合わせることで、世界共通のマークになり、より便利になりました。
情報量の増加: 旧表示よりもマークの種類が増え、より詳細な洗濯方法(水の温度や乾燥方法など)がわかるようになりました。
新しい洗濯表示マークの「基本」
新しい洗濯表示マークは、大きく分けて**5つの「基本記号」と、それに付随する「付加記号」や「数字」**で構成されています。
家庭洗濯(洗濯桶のマーク)
漂白(三角のマーク)
タンブル乾燥(四角の中に丸のマーク)
自然乾燥(四角のマーク)
アイロン(アイロンのマーク)
クリーニング(丸のマーク)
これらの基本記号に、棒線や数字、バツ印などが加わることで、具体的な洗濯方法を示しています。
これで完璧!基本記号の意味と見方
それでは、それぞれの基本記号が具体的に何を意味するのか、詳しく見ていきましょう。
1. 家庭洗濯(洗濯桶のマーク)
家庭の洗濯機や手洗いで洗えるかどうかを示します。
桶のマークのみ: 液温の上限は40℃。通常の洗濯処理ができます。
桶のマークに数字(例: 40): 液温の上限を示します。この場合、40℃を限度として洗えます。
桶のマークの下に線が1本: 弱い操作で洗えます。(例: おしゃれ着コース、手洗いコースなど)
桶のマークの下に線が2本: 非常に弱い操作で洗えます。(例: ドライコース、ウールコースなど)
桶のマークに手: 液温の上限は40℃。手洗いができます。(洗濯機は使えません)
桶のマークにバツ印: 家庭での洗濯はできません。クリーニング店へ。
2. 漂白(三角のマーク)
漂白剤が使えるかどうか、使える場合はどんな種類かを示します。
三角のマークのみ: 塩素系・酸素系漂白剤、どちらも使えます。
三角のマークに斜線2本: 酸素系漂白剤のみ使えます。(塩素系はNG)
三角のマークにバツ印: 漂白剤は使えません。
3. タンブル乾燥(四角の中に丸のマーク)
タンブル乾燥(乾燥機)が使えるかどうか、使える場合は温度設定を示します。
四角の中に丸のマークのみ: 高い温度設定(80℃まで)でタンブル乾燥ができます。
四角の中に丸のマークと点1つ: 低い温度設定(60℃まで)でタンブル乾燥ができます。
四角の中に丸のマークにバツ印: タンブル乾燥はできません。
4. 自然乾燥(四角のマーク)
干し方を示します。
四角の中に横線1本: 平干しができます。(伸びやすいニットなど)
四角の中に縦線3本: 吊り干しができます。(通常のハンガー干しなど)
四角の中に斜線1本: 日陰で干してください。
横線1本+斜線: 日陰で平干し。
縦線3本+斜線: 日陰で吊り干し。
5. アイロン(アイロンのマーク)
アイロンが使えるかどうか、使える場合は温度設定を示します。
アイロンのマークと点3つ: アイロン仕上げができます。(温度上限200℃)
アイロンのマークと点2つ: アイロン仕上げができます。(温度上限150℃)
アイロンのマークと点1つ: アイロン仕上げができます。(温度上限110℃、スチームなし)
アイロンのマークにバツ印: アイロン仕上げはできません。
6. クリーニング(丸のマーク)
プロのクリーニングに出す場合の処理方法を示します。
丸のマークにP: パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができます。
丸のマークにF: 石油系溶剤によるドライクリーニングができます。
丸のマークにW: ウェットクリーニングができます。
丸のマークにバツ印: クリーニングはできません。
【実践的なヒント】表示マークをチェックする時のコツ
基本記号からまず確認! 最初に洗濯桶、三角、四角、アイロン、丸の基本記号を見て、何をしたいか(洗濯、乾燥など)に対応するマークを探しましょう。
付加記号で詳細を確認! 基本記号に付いている線(弱い操作)、数字(温度)、点(温度)、斜線(日陰)、バツ印(禁止)などで、具体的な方法や制限を確認します。
液温と操作の強さ: 家庭洗濯のマークで最も重要なのは「液温の上限」と「洗濯の強さ(線)」です。これを守らないと色落ちや型崩れの原因になります。
バツ印は「禁止」: バツ印があるマークは、その処理ができないことを示しています。例えば、桶にバツ印があれば、家庭では洗えません。
不安な場合はプロに相談: 大切な洋服や、表示が複雑で判断に迷う場合は、無理せずクリーニングの専門家に相談しましょう。
まとめ:洗濯表示マークを理解して、賢く衣類ケア!
新しい洗濯表示マークは、一見複雑に見えるかもしれませんが、一度意味を理解してしまえば、あなたの強い味方になってくれます。
洗濯表示を正しく読み解くことで、
洋服の寿命が延びる
色落ちや型崩れを防げる
洗濯での失敗がなくなる
クリーニングに出すかどうかの判断がしやすくなる
といったメリットがあります。
今日からあなたの服のタグをチェックして、洗濯表示マークを味方につけ、賢く衣類ケアを始めてみませんか? きっと、お気に入りの洋服がもっと長持ちし、毎日のお洗濯がもっと楽しくなりますよ!