「「やっちゃダメ!」バイクのバッテリー上がりの応急処置で絶対に避けるべき5つのNG行動」
はじめに:
バイクに乗ろうと思ったら、「キュルルル…」という力ない音だけがして、エンジンがかからない…。そんな時、慌ててしまう気持ち、とてもよくわかります。
「どうにかして、早くエンジンをかけたい!」と、焦ってやってしまいがちな行動の中には、バッテリーやバイク本体に大きなダメージを与えてしまう危険な行為が含まれているのをご存知でしょうか。
この記事では、バイクのバッテリー上がりに直面したときに、絶対にやってはいけないことを5つご紹介します。さらに、正しい応急処置や予防策についても解説しますので、いざという時のためにぜひ覚えておいてくださいね!
1. バッテリー上がりで「やっちゃダメ」な5つのNG行動
バッテリーが上がった時に、ついついやってしまいがちなNG行動は、以下の5つです。
NG行動①:セルを何度も回し続ける
バッテリーが上がっている状態でセルボタンを何度も押し続けると、バッテリーに最後の力を振り絞らせることになり、完全に放電してしまいます。さらに、セルモーター自体にも負担をかけ、最悪の場合は故障の原因になります。
NG行動②:車のバッテリーと直接つなぐ
車のバッテリーはバイクのバッテリーよりもはるかに高出力です。ブースターケーブルを使って直接つないでしまうと、過電圧によってバイクの電装系(コンピューターなど)を壊してしまう危険性が非常に高いです。
絶対に、車と直接つないでジャンピングスタートを試みないでください。
NG行動③:勢いよく押しがけをする
キックスタートのないバイクの場合、人力で押してエンジンをかけようとする「押しがけ」を試みる人もいるかもしれません。しかし、十分な知識がないと失敗するだけでなく、転倒して怪我をしたり、ギアやクラッチを痛めたりする原因になります。
NG行動④:バッテリー上がりを放置する
「今は乗らないから…」とバッテリーが上がったまま放置しておくと、バッテリーの劣化が急速に進みます。一度完全に放電してしまったバッテリーは、満充電しても元の性能に戻らないことが多く、バッテリー自体の寿命を縮めてしまいます。
NG行動⑤:エンジンをかけっぱなしにする
バッテリー上がりを直すために、エンジンをかけっぱなしにして充電しようと考える人もいます。しかし、アイドリング状態では充電効率が非常に悪く、十分な充電ができません。
2. バッテリー上がり、正しい対処法は?
もしバッテリーが上がってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
方法①:モバイルジャンプスターターを使う
バイク専用のジャンプスターターがあれば、安全にバッテリーを復活させることができます。コンパクトで持ち運びも簡単なので、一つ持っておくと安心です。
方法②:キックスタートを試みる
キックペダルがついているバイクなら、キックスタートでエンジンをかけることができます。ただし、コツが必要なので、事前にやり方を練習しておきましょう。
方法③:バイクショップやロードサービスを呼ぶ
最も安全で確実なのは、プロに任せることです。自分で対処できない場合は、無理せずバイクショップやJAFなどのロードサービスに連絡しましょう。
3. バッテリー上がりを予防するためにできること
バッテリー上がりは、少しの工夫で予防することができます。
定期的に乗る: バイクは乗らない期間が長いとバッテリーが上がってしまいます。2週間に一度はエンジンをかけて、少し走行するようにしましょう。
充電器で定期的に充電する: バイクに乗る頻度が少ない場合は、トリクル充電器などのバッテリー充電器を使って、定期的に充電しておくのがおすすめです。
まとめ:
バイクのバッテリー上がりは、焦って間違った対処をすると、バイク本体に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
セルを回し続けたり、車から直接つないだりするのは絶対にNG!
モバイルジャンプスターターや、ロードサービスなど、正しい方法で対処しましょう。
「バイクバッテリー上がり 何日」や「どれくらい乗らないと」と不安に思う方は、定期的な走行と、充電器でのケアを心がけて、安心してバイクライフを楽しんでくださいね。