「生活作文」ってどう書くの?小学生・中学生向けテーマ選びと書き方のコツ、例文も!
夏休みや冬休みの宿題、または学校の授業で「生活作文」が出たとき、「何を書けばいいんだろう?」「どうやって書いたらいいの?」と悩んでしまうことはありませんか?生活作文は、日々の暮らしの中で感じたことや考えたことを自由に表現する、とても大切な文章です。
難しく考える必要はありません。あなたの身近な出来事や心に残ったことを、そのまま文字にしてみましょう。今回は、生活作文のテーマ選びのヒントから、簡単な書き方のコツ、さらに例文までご紹介しますね。
生活作文のテーマ選び、これで迷わない!
「何を書いたらいいか分からない…」そんな時は、まず自分の周りを見渡してみましょう。日常生活の中には、作文のヒントがたくさん隠されています。
テーマを見つけるヒント
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「初めて」の体験:
- 初めて料理に挑戦したこと
- 初めて飼ったペットとの出会い
- 初めて旅行に行った場所での思い出
- 初めて苦手なことに挑戦した経験
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「感動した」こと:
- 美しい景色を見た時の気持ち
- 誰かの優しさに触れた瞬間
- スポーツや発表会で頑張った姿を見た時の感動
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「考えさせられた」こと:
- ニュースで見た出来事について
- 友達との喧嘩から学んだこと
- 環境問題や社会の課題について考えたこと
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「嬉しかった」「楽しかった」「大変だった」こと:
- 家族や友達との特別な一日
- 学校行事での思い出(運動会、文化祭など)
- 頑張って乗り越えた習い事や勉強の経験
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「日常のふとした気づき」:
- 通学路で見つけた小さな変化
- 家で飼っているペットとの触れ合い
- お手伝いをして感じたこと
これらのヒントを参考に、自分が「これなら書けそう!」「もっと伝えたい!」と思えるテーマを見つけてみてくださいね。
簡単!生活作文の書き方ステップ
テーマが決まったら、いよいよ作文を書いてみましょう。以下のステップで進めると、スムーズに書き進められますよ。
ステップ1:書きたいことをメモしよう(構成を考える)
作文を書き始める前に、箇条書きなどで「何を書くか」をざっくりとメモしてみましょう。
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はじめに(導入):
- どんなテーマについて書くか、読者に伝える部分です。
- 例:「私は先日、初めてのことに挑戦しました。」
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体験や出来事の描写(本論):
- 実際にあったことや感じたことを詳しく書きます。
- 「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どうした」を具体的に。
- その時、自分や周りの人がどう感じたかを表現すると、読者に伝わりやすくなります。
- 例:「その日はとても暑く、汗をたくさんかきました。でも、友達と協力して…」
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感じたこと・考えたこと(本論の深掘り):
- その体験を通して、自分が何を学び、どう感じたかを書きます。
- 「なぜそう感じたのか」理由も加えると、より深みが増します。
- 例:「最初は大変だと思ったけれど、最後までやり遂げたことで、大きな達成感を味わいました。」
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おわりに(まとめ):
- 作文全体を締めくくる部分です。
- 体験から得た教訓や、今後の抱負、学んだことをまとめます。
- 例:「この経験を通して、私は諦めないことの大切さを学びました。これからも様々なことに挑戦していきたいです。」
ステップ2:具体的な言葉で表現しよう
漠然とした表現ではなく、五感を意識して具体的に書くことがポイントです。
- 「どんな音だった?」 (例:鳥のさえずりが聞こえた、水の流れる音がした)
- 「どんな匂いがした?」 (例:焼き立てパンの香りがした、雨上がりの土の匂いがした)
- 「どんな気持ちになった?」 (例:心が温かくなった、ドキドキした、悔しかった)
- 「どんな様子だった?」 (例:キラキラ輝いていた、しずかにたたずんでいた)
情景や感情が伝わる言葉を選ぶと、読者がその場面を想像しやすくなります。
例文を見てみよう
ここで、簡単な例文を一つご紹介します。
テーマ:初めてのお手伝い
私は先日、初めて家族のご飯作りのお手伝いをしました。いつもお母さんが大変そうにしているのを見ていたので、私も何かできることはないかなと思ったのがきっかけです。
その日、私が担当したのは野菜を切ることでした。ピーラーでジャガイモの皮をむいたり、キュウリを包丁で切ったりしました。初めての包丁は少しドキドキしましたが、お母さんが優しく教えてくれたので、集中して取り組むことができました。特に、ピーラーで皮をむくのが楽しくて、ツルツルと皮がむけていくのが面白かったです。
途中、少し指を切りそうになってヒヤッとしましたが、お母さんが「大丈夫だよ」と声をかけてくれたので安心しました。野菜を切り終えたときには、達成感でいっぱいになりました。私がお手伝いした野菜が、食卓に並んだ時は、いつもよりご飯が美味しく感じられました。家族も「ありがとう、美味しいね」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
この経験を通して、私は人の役に立つことの喜びを知りました。そして、普段お母さんがどれだけ大変なことをしてくれているのかが、少しだけ分かったような気がします。これからも、色々なことに挑戦して、家族のお手伝いをたくさんしていきたいです。
まとめ
生活作文は、特別な出来事だけでなく、日々の小さな気づきや体験から生まれます。完璧な文章を目指すよりも、まずは「伝えたい気持ち」を大切に、自由に表現してみましょう。
今回ご紹介したテーマ選びのヒントや書き方のコツを参考に、あなたらしい素敵な生活作文を書いてみてくださいね。きっと、書くことが楽しくなるはずです!