トレインデスク(Train Desk)とは?新幹線での仕事環境を劇的に変える新常識


「新幹線の中で集中して仕事をしたいけれど、周囲の目が気になる」「パソコンのタイピング音が迷惑になっていないか不安」

出張の多いビジネスパーソンにとって、移動時間は貴重な作業時間です。しかし、これまでの新幹線では、電話をかけるためにデッキへ移動したり、隣の席の方に気を遣って作業を控えたりと、思うように仕事が捗らないことも多かったのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するために登場したのが**「トレインデスク(Train Desk)」**です。

この記事では、トレインデスクの仕組みや利用方法、そして他の車両と何が違うのかという具体的なメリットを詳しく解説します。移動時間を「ただの移動」ではなく「高効率なオフィス」に変えたい方は必見です。


1. トレインデスクの基本概要:どんな席のこと?

トレインデスクとは、主にJR東日本・JR北海道の新幹線(東北・北海道・上越・北陸新幹線)に設定されている、**「車内でワークスタイルを確立したい方向けの専用車両」**のことです。

かつて「オフィス車両」と呼ばれていたサービスが、より利便性を高めてリニューアルされました。最大の特徴は、**「座席でWeb会議や通話、パソコン作業が公認されている」**という点にあります。

一般車両との決定的な違い

通常の新幹線車両では、座席での携帯電話による通話はマナーとして控えるのが一般的です。しかし、トレインデスクでは以下の行為が認められています。

  • 座席でのWeb会議・通話: 周囲への配慮は必要ですが、デッキに移動せずそのまま会話が可能です。

  • 気兼ねないパソコン操作: タイピング音などを周囲が理解している空間のため、集中して作業に打ち込めます。


2. 対象となる列車と号車は?

すべての新幹線に導入されているわけではありません。利用する際は、以下の対象路線と号車を確認しておきましょう。

  • 対象路線: 東北・北海道・上越・北陸新幹線の各路線。

  • 対象号車: 基本的に**「7号車」**がトレインデスクとして割り当てられています(※一部の列車や土日祝日などを除く)。

  • 設定日: 平日のみ設定されているケースが多いため、週末の利用を検討している場合は事前の確認が推奨されます。

「はやぶさ」「とき」「かがやき」など、主要な列車で導入されているため、平日の出張シーンでは非常に重宝する存在です。


3. トレインデスクを利用するメリットと収益性の高い働き方

なぜ、わざわざトレインデスクを選ぶべきなのでしょうか。そこには、単に「通話ができる」以上の価値があります。

圧倒的な集中環境

トレインデスクを選択する乗客は、全員が「仕事をすること」を目的にしています。そのため、観光客のグループが賑やかに会話しているといった状況が少なく、静かでプロフェッショナルな空気が流れています。この環境が、作業効率(パフォーマンス)を大幅に引き上げます。

プライバシーへの配慮

一部の列車では、隣の席との間に簡易的な仕切り(パーテーション)が設置されていたり、背面のテーブルが仕事用に最適化されていたりと、視線を遮る工夫がなされています。情報の取り扱いに厳しい現代において、この安心感は大きな強みです。

追加料金が不要

驚くべきことに、トレインデスクを利用するのに特別な追加料金はかかりません。 普通車指定席の料金そのままに、仕事に特化した環境を予約できるのです。これは経費を抑えつつ生産性を高めたいビジネスオーナーやフリーランスにとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。


4. 予約方法と注意点:失敗しないためのポイント

トレインデスクは、通常の指定席と同じ方法で予約できますが、少しだけコツがあります。

  • 予約サイト(えきねっと等)での選択: 座席指定の画面で、7号車を選択する際に「トレインデスク」という区分が表示されます。ここから希望の座席を選びます。

  • コンセントの確保: 仕事をするなら電源は必須です。窓側の席(A・E席)を優先的に確保することをお勧めします。

  • マナーは守る: いくら通話が可能とはいえ、大声での会話やスピーカー状態での会議はマナー違反です。イヤホンやヘッドセットの使用は必須と考えましょう。


5. 競合サービスとの比較:東海道新幹線はどうなの?

「東海道新幹線(東京〜新大阪など)にはないの?」という疑問もよく聞かれます。東海道・山陽新幹線では、同様のコンセプトとして**「S Work車両(エスワーク)」**という名称でサービスが提供されています。

こちらも7号車に設定されており、ビジネスパーソン専用の環境が整っています。どちらも「移動をオフィスに変える」という目的は共通していますが、予約システムや名称が異なるため、行き先に応じて使い分けることが重要です。


6. まとめ:トレインデスクを活用してスマートな出張を

トレインデスクは、現代の多様な働き方に適応した、鉄道会社による画期的なサービスです。「移動時間は仕事ができない」という既成概念を捨て、この専用車両をフル活用することで、目的地に到着する頃にはタスクが完了しているという理想的なスケジュールを実現できます。

これまで「新幹線でのパソコン作業に気まずさを感じていた」という方は、ぜひ次回の予約で「7号車(トレインデスク)」を選んでみてください。一度その快適さを知れば、もう通常の車両には戻れないかもしれません。

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